保育士試験の受験方法は?試験日や料金など概要を紹介!

保育士

今回は、保育士試験について紹介します☆

  • 保育士試験とは何か
  • 受験資格
  • 受験料
  • 合格率と難易度

を中心に紹介していきますね。

保育士試験って何?

保育士という職業は、説明する必要がないほど身近で一般的だと思います。

保育士になるには学校を卒業しないと資格を取得できないと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もちろん、保育士養成校を卒業すると同時に保育士資格を取得することができます。

養成校卒業以外にも、保育士になれる方法があります!

その方法のひとつが、保育士試験に合格することです!

受験資格はありますが、大学や短大、専門学校を卒業していると保育に関係ない学部・学科でも受験資格を満たします。
中学・高校卒業でも、実務経験に応じて受験資格を得ることができますよ!
詳細は、後ほど…。

保育士試験の概要

保育士試験は、筆記試験と実技試験があります。

保育士試験の筆記試験は?

筆記試験は、次の9科目です。

  • 保育原理
  • 教育原理
  • 社会的養護
  • 子ども家庭福祉
  • 社会福祉
  • 保育の心理学
  • 子どもの保健
  • 子どもの食と栄養
  • 保育実習理論

心理学から福祉に渡って広い範囲から出題されます。

各科目20問ずつ出題されます。

しかし、教育原理と社会的養護は各10問ずつの出題で、合わせて20問となります。

この、教育原理と社会的養護のセットは通称「ニコイチ」と呼ばれ、「ニコイチ」に悩まされている方が多いのです…。

詳しくは後ほど解説しますね。

解答方法は四択で、マークシートです!

ニコイチ科目と筆記試験の合格基準について

次にニコイチ科目について解説してきます!

筆記試験の科目で、教育原理と社会的養護は各10問ずつの出題で、合わせて20問と紹介しました。

この教育原理と社会的養護は、同時に2科目とも合格する必要があります

両方とも合格しないといけないので、ニコイチと呼ばれているんですね!

両方の科目が合格基準に達するということが壁になっているんですよね…

続いて、筆記試験の合格基準ですが、各科目で6割以上の得点で合格です!

問題数でいえば20問中12問、もしくは10問中6問正答できれば合格基準に達しています。

保育士試験の実技試験は?

実技試験は、次の3科目のうちから2科目選択です。

  • 音楽に関する技術
  • 造形に関する技術
  • 言語に関する技術

音楽に関する技術は、ピアノやギターなどで課題曲を弾き歌いするというものです。

楽譜などの指定はないので、自分の弾きやすい楽譜を用意するのがよいでしょう。

 

造形に関する技術は、当日与えられたテーマに沿った絵を描くというものです。

鉛筆や色鉛筆などの筆記具を持参して、指定時間内に描きあげます。

 

言語に関する技術は、事前に提示されたテーマのお話を3分間でアレンジして話すというものです。

3歳児20人クラスを想定し、子どもが集中して話を聴けるようにするというのがポイントです。

子どもに分かりやすい言葉を選ぶ、というのも大事です!

試験申し込み時に2つ科目を選択します!
課題になる曲やお話については、受験の申請書(手引き)に記載してありますよ。

保育士試験の受験資格は?

保育士試験の受験資格は、最終学歴によって異なります。

大学・短期大学卒業の場合

卒業した学部・学科に関係なく受験できます!

試験申し込み時に、卒業した学校が発行する卒業証明書が必要になります。

大学(短期大学も)在学中、もしくは中退の場合

2年以上在学して62単位以上の履修があれば、受験可能です!

中退の場合でも同様です。

また大学在学中であれば、受験可能です。

専門学校卒業、在学中の場合

次の2つの条件を満たすと受験資格があります。

  • 学校教育法に基づいた専修学校であること
  • 卒業した課程が修業年限2年以上の専門課程であること

以上の2点を満たすと、保育と関係ない学科でも受験資格が得られます。

在学中であっても、2点の条件を満たすと受験することができます。

高校卒業の場合

卒業年月日が平成3年3月31日以前であれば、受験資格があります。

卒業年月日がそれ以降の場合で、保育科以外の卒業であれば、実務経験の条件を満たすと受験可能です!

実務経験の条件としては、

  • 2年以上かつ2,880時間以上勤務
  • 児童福祉施設(保育所や認定こども園など)で勤務

があります。

また、児童福祉施設の勤務経験でなくても、学童保育や放課後等児童デイサービスなど受験資格として認められる施設もあります

詳細は、保育士試験のホームページや手引きで確認しましょう!

中学卒業の場合

実務経験の条件で受験資格が得られます!

実務経験の条件としては、

  • 5年以上かつ7,200時間以上勤務
  • 児童福祉施設(保育所や認定こども園など)で勤務

また、児童福祉施設の勤務経験でなくても、学童保育や放課後等児童デイサービスなど受験資格として認められる施設もあります

ホームページや手引きで確認してみましょう!

保育士試験の受験料と日程は?

保育士試験を受験する場合、全国保育士養成協議会のホームページもしくは、郵送で手引きを取り寄せて、申し込みを行います。

試験の3~4か月前頃から手引きの取り寄せが始まります!

各種証明書など必要な書類もあるので、早めの手引きの取り寄せをおススメします。

保育士試験の日程は?

保育士試験は、前期と後期の2回行われます。

また、筆記試験は2日間に渡って実施されます。

 

前期試験は、4月後半の土日に筆記試験が行われ、実技試験は7月前半の日曜日に行われます。

後期試験は毎年、10月後半の土日に筆記試験、実技試験は、12月前半の日曜日に行われます。

参考までに2022年度の日程は…

前期試験
筆記試験:4月23日(土)、24日(日)
実技試験:7月3日(日)
後期試験筆記試験:10月22日(土)、23日(日)
実技試験:12月11日(日)

後期試験の場合、受験申込期間が7月5日~26日でした。

2023年度の試験日程は?

2023(令和5)年度の試験日程が公開されていました!

前期試験
筆記試験:令和5年4月22日(土)、23日(日)
実技試験:令和5年7月2日(日)
後期試験
筆記試験:令和5年10月21日(土)、22日(日)
実技試験:令和5年12月10日(日)

前期試験の受験を考えている方は、年明けから全国保育士養成協議会のホームページをチェックしておきましょう。

ちなみに、各都道府県限定で勤務できる地域限定保育士の試験もありますが、日程などの詳細は手引きに記載されています。
手引きを取り寄せて、受験申込してからでも試験対策は間に合います!!

保育士試験の受験料は?

保育士試験の受験料は、12,950円(受験手数料12,700円+受験申請の手引き郵送料250円)です。

手引きに付属されている振込取扱票に必要事項を記載の上、郵便局で料金を支払います。

料金を支払った照明として渡される、振込受付証明書は受験票に貼付しますので無くさないよう注意です!!

保育士試験の合格率は?難易度は?

保育士試験の合格率は、約20%です。

合格率から言うと、やや難しい資格と言えるかもしれません。

合格率が低い要因として、先ほど述べたニコイチ科目があることや筆記科目の多さが挙げられます。

しかし、筆記科目は合格すると3年間有効になる制度があります!

複数回受験して、筆記試験を突破するという方法で挑戦してみるのも作戦のひとつとして有効です。

まとめ

今回は、保育士試験の試験概要についてまとめてみました!

今回の記事のまとめです。

  • 国家資格!
  • 筆記試験と実技試験がある
  • 専門学校卒業以上であれば、誰でも受験できる
  • 実技試験は事前にテーマを知れるものもあるので、対策可能!
  • 合格率は約20%、やや難しい
  • 筆記合格科目は3年間有効、何度か挑戦するのも作戦のひとつ!

今後は、受験体験記や、勉強法や参考書についても紹介していこうと思います!

筆者は保育士試験の手引きを取り寄せてから、試験勉強を始めて合格できました!
今から対策すれば、来年度の試験にばっちり間に合います☆
保育士資格があると、保育所だけでなく学童保育や放課後等デイサービスなど様々な場所で働ける有利な資格だと思います!

 

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